「データベーススペシャリストの参考書のおすすめは?」
「お金はかけれない」
「最短で試験範囲を網羅したい」
はい!全部解決!1冊で解決します!
データベーススペシャリスト受験時、使っていた参考書が良すぎたので、めっちゃ良いところとちょっと悪いところを書こうとおもいます。
【コスパ最高】情報処理教科書 データベーススペシャリスト(翔泳社)
おすすめしたいのは、コレです!
よく見るやつですよね!!人気です!!!
翔泳社の情報処理シリーズ、ネスペや安全確保支援士なども出ており、情報処理試験の参考書としてよく見る表紙です。ただ、分野によって筆者が違い、構成も違うため、同じシリーズでも別物と思って下さい。
デスペに関してはこの参考書をゴリ押させていただこうと思います。スゴイです。
私はデータベーススペシャリストを2回受験していますが、1回目受験のとき参考書としてこの「翔泳社データベーススペシャリスト」を選びました。2回目受験のとき、別の参考書も探したのですが、やはりこれを選んでしまいました。(年度が違うものを二度買いました)
データベースのことを薄っすらわかっている人ならこれ一冊で合格までいけることでしょう!データベースを実務で使っていなくても、応用情報の午後で選択問題「データベース」選んじゃおうかな、くらいの人ならこの1冊でいけます。つまり、データベーススペシャリスト受けよう!!!って思っているような人なら、この1冊でいいと思います。
うそでしょ!?私ネットワークスペシャリストのときはこんだけ↓買ったよ!??????(ネットワークのことをうっすらさえわかっていなかったというのもあるけれど)
※この参考書シリーズも大好きです。また書きます。
私は、基本的に頭が悪く心配性で参考書が大好きなので、参考書はたくさん買います。資格試験において、少なくとも教科書+問題集はマストと思っています。
でも、データベーススペシャリストはこの1冊で合格までいけます!!!!(※午前1対策は除く。後述)
おすすめポイント
ではでは、さっそくおすすめポイントから~!(これは私が実際に使った本・・・汚い!!!)
【おすすめPOINT1】コスパが本当に良い!
この参考書は3000円程度ですが、試験勉強中に重宝しすぎて「たとえ2万でも買う!」と思いました。
- SQL基礎・概念データモデル・関係スキーマ・重要キーワード
教科書要素です。なお、書籍にはおさまらず半分特典(ダウンロード)で読みます。 - 過去問20年分 + 詳しい解説(付録)
20年分です。過去問解説は解法、時間配分まで書かれているので読むだけでも勉強になります。 - 「試験頻出分析」「解法テクニック」「最重要過去問の抽出」
これだけで有料セミナーレベル - 午前2のデータベース分野の過去問全てから重複問題を取り除いた問題集(付録)
午前2はこれだけでOK - 用語集(付録)
午前問題でわからない用語出てきたらこれで調べました - 過去出題されたSQL文の早見表(付録)
試験会場で、お昼休みにこれ使って暗記しました(綴りとか並びとか、普段SQL書いてないと書けないことないですか?)
すごくないですか!?
ちなみに私は全部活用しました。特典とか付録とかってオマケ程度についているものの印象強いですが、この参考書については特典も本体です。
【おすすめPOINT2】午後の重要過去問を抽出
過去問ってどれからやりますか?最新の過去問から?その次は?新しいのから順にやっていく?
データベースの技術はそこまで進化がないため、古い過去問も全然有効です。そうなってくると、最小の過去問数で試験範囲を網羅できたら一番良いですよね。
そこで、、、これ。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、なんと、午後2の重要な過去問題を絞ってくれているのです!(※ちなみにこれは、2021年度のものになります。すでに古い情報ですので、新しいもののご購入をお勧めします。)
つまり私たちは何も考えず、「最重要過去問」(6問)をしたあと、時間があれば「重要過去問」(4問)をする・・・という風に進めていけばよいのです。
ちなみに午後1のほうもちゃんとあります!(午後1のほうは、問題の種別まで書いてくれている!)
午後問は、試験時間だと午後1は1問45分、午後2は1問2時間かかります。この勉強時間を確保するのは本当に大変です。筆者様は「解く時間がなければ解説を熟読すること」と言ってくれています。この本の付録の解説の熟読することでも合格に近づけるということです!
【おすすめPOINT3】試験対策本ならではの対策
午後の過去問を解き始めて気付くことがあります・・・。
圧倒的に時間が足りない。
午後2は、1問2時間で解くのですが、2時間過ぎたときに、解答欄が半分くらいしか埋まってなかったなぁんて私にとっては当たり前です。
ちょっと足りないとかのレベルじゃなくて、圧倒的に足りない。データベーススペシャリストの合格は、「時間」が重要ポイントになります。
午後の問題はとにかく読む量が多く、午後2の論理設計に関しては10P以上の仕様を読んで理解した上で問題を解いていかなかればいけません。慣れない用語が出てきたらまずそこで時間がとられてしまいます。
「えーっと?物流系ね・・・えーっと、「出庫」があってー、「出荷」もあるー・・・あれー・・・?出庫と出荷って違うの・・・?えっと説明をもう一回読んでみよう・・・」
なんてやってるとほんと時間が足りません。だって問題文だけで10P以上ありますから。
時間を削る対策としては、先にテーマとして出てきがちな用語、流れを知っておくこと。そうすれば、試験中も予測がつきやすく、問題文を一読するだけでさらっと頭に入ってきます。
そこで優秀すぎるのが、参考書のこれ↓
ビジネスモデルまとめてくれてるーーーーーー!!!!!!
出荷のことまで細かく書いてくれてるー!
このように色々な頻出ビジネスモデルまとめてくれているので必読です。これはDPには関係ない用語なので、「試験のための参考書」ならではです。
【おすすめPOINT4】午前2対策に無駄がない
午前2対策もついてきます。情報処理試験は過去問が大事ですが、午前問はほぼ同じ問題がたくさん出題されます。データベースの過去問だけではなく、他分野からも多少出題されますがデータベースを完璧に抑えておけば6割は超えることができます。(これもこの参考書の受け売りです(笑)詳しくは参考書を・・)
そのデータベースの過去問を重複なく、かぎあつめてくれたのがコレ↓です。
過去何年分も集めてくれていて、218問解けば良いだけなのです・・・!
私も、過去2回これだけ2、3周やって受験しました。
ちなみに午前2はSQLが多く、真面目に解いていると意外と時間がなくなります。過去問に出てるものは、全部覚えて挑むのがいいと思います。
午前で微妙な出来だと、午後のモチベーションが保てないので意外と気が抜けません。かといって午前よりは午後に勉強時間を割きたいところ・・・。これで時短を図りましょう。
この参考書のイマイチなところ
良いとこがあれば悪いところアリ・・
おすすめ記事を書く責任もあるので、よくない点も挙げていこうと思います。
- 全体の構成が分かり辛い。
- 書籍+特典(オンラインダウンロード)で構成されている。(書籍を読むだけでは足りない)
- 午前1対策は含まれない
【イマイチポイント1】全体の構成が分かり辛い
すごくいい本なんですが、普通の参考書のノリでこの本を開くとちょっと面喰らいます。
王道の参考書の構成でいくと、下記のようなのを想像しているのではないでしょうか。
- 教科書的なINPUT(+章末問題)
- 過去問や模擬テスト
この本の構成は以下となっており、「序章」から入ります。
- 序章 試験対策(学習方法と解答テクニック)
- 第1章 SQL
- 第2章 概念データモデル
- 第3章 関係スキーマ
- 第4章 重要キーワード
- 過去問題(最新の過去問+解説)
- 付録 データベーススペシャリストになるには
データベーススペシャリストを学習し始めだと、試験問題の雰囲気もわかっていないので「序章」で急に試験対策講座が始まりちょっとびっくりします。
さらに序章の構成が以下となっております。
- 学習方針
- 午後Ⅱ対策
- 午後Ⅰ対策
- 午前対策
想定の逆なんです。午後Ⅱ対策から書かれています。なーんも考えずに開くと、んおおお!?ってなります。
どうしてもこの参考書の表紙やタイトルから王道の参考書を想像してしまいがちなのですが、この参考書はセミナーを受けに来ていると思って開くことをお勧めします。
ちょっと取っ付きにくい構成だからと言って「え、分かり辛いやめよ」ってなったら勿体なすぎるので「受かりたかったら自分から寄り添う」という下から目線でいきましょう。
【イマイチポイント2】書籍+特典(オンラインダウンロード)で構成されている。(書籍を読むだけでは足りない)
書籍だけでは、完結しません。「教科書+合格セミナー(のような内容)+過去問20年分」がたかだか600Pの本に収まるわけがありません。
特典は、オンラインでPDFファイルをダウンロードしなければいけません。
オンライン環境は必須です。PDFで対象書類を一度ダウンロードしてしまえば、毎回接続はもちろんいらないです。
午後の過去問については携帯で確認しながら問題をとくのは辛いので、印刷ができる環境(コンビニでもできる) or タブレット があれば良いと思います。(私はタブレット使ってました。おすすめは後述)
逆に書籍(紙)で買っても用語集、過去問解説などが携帯で見れたりするので メリットとも言えます。
【イマイチポイント3】午前1対策はない
データベーススペシャリストの試験は以下となっています。
- 午前1:情報処理全分野に関する基礎問題
- 午前2:データベースに関する基礎問題 + 他の分野が少し
- 午後1:データベースの応用問題
- 午後2:データベースの応用問題
高度情報処理試験の午前1はIT全般の知識を問う試験で、高度情報処理試験で全て共通です。応用情報技術者の午前問題の中から出題されます。
午前1対策は本参考書には入っていないため、これは別途対策してください。他の高度情報試験の参考書でも午前1対策は入ってないものがほとんどです。
みんな大好き「過去問道場」(無料)を周回すれば十分だと思います。受験者の方はほとんどこのサイトを活用されているのではないかとおもいます。
書籍が好きな方は、午前1対策として以下の本でもよいとおもいます。私はこれ使って受験したこともあります。重複問題省いてくれていていい感じです。(ついでに午前2対策もできます)
※よく見たらまた翔泳社ですが、私は翔泳社の関係者ではありません。
参考書の特典の扱い方について
参考書の特典は翔泳社のHPからダウンロードします。PDFファイルになります。
家にプリンターがある場合は問題ないのですが、なかったときの対策を考えておきましょう。
- コンビニでPDF印刷
- タブレットを使う
コンビニでPDF印刷することはできますが、意外とお金かかります。まとめて何年分かを印刷しましょう。両面印刷をしたり、two in one 印刷(2ページを1ページで印刷)で料金を抑えましょう。
私は、タブレットを重宝しました。書き込めないのはなかなか辛いので、書き込みできると尚良いです。
私のタブレット使用方法を書いておきます。
おすすめ技【Ipad + applepencil + GoodNotes + 画面分割 】
私がDBSPの勉強で使っていた環境は以下です。
- iPad Pro
- Apple Pencil
- GoodNotes ( 有料ノートアプリ )
iPad Pro
今更紹介する必要もないIPadPro!高い!でもほしい!
勉強するから・・・という大義名分で買っちゃいましょうそうしましょう
Apple Pencil
IPad用のペンシル。
これ、使ったことなかったらかなり感動します。
紙より書きやすい!!!!!!!!!!!!!!!!!
アナログ勉強派の私も大絶賛。
Good Notes(有料)
有名なiPad用ノートアプリです。これに、ダウンロードしたPDFを取り込みました。
PDFを見るだけならブラウザで問題ないのですが、私は直接書き込みをしたかったため、このアプリを重宝しました。無料のものもあると思うのですが、操作ストレスが勉強の邪魔になるのは嫌なので、有料ですがこのアプリを使いました。確か購入当時980円だったと思います。
画面分割(Split View)
IPadにはSplit Viewという機能があり、画面を2つに分割しアプリを2つ表示することができます。
iPadのSplit Viewで2つの項目を開く – Apple サポート (日本)
これがなぜ重要かというと・・・・、午後問題では「問題文を見ながら、表を埋める」「問題文を見ながら、関係スキーマを書き込む」「問題文を見ながら、リレーションシップを書き込む」という作業が発生します。
紙を使っていると、2か所を見比べるのは苦にならないのですが、タブレットだと数ページ先を見るだけでも大変苦労します。
そこで、左画面でブラウザで開いたPDF(問題文)を確認しながら、右画面で開いたPDF(GoodNotes)に書き込む。というのがベストです。さらに右画面側のGoodNotesを切り替えながら解答欄に書き込みでもいいかもしれません。
これはめちゃくちゃ良いのでぜひ使ってください。
まとめ
すごくおすすめなの、わかっていただけたでしょうか。
まあ参考書には好みもあると思うので、立ち読み or amazonや楽天でサンプルを読んでみてくださいね。